こんなに大変なんて聞いてない!初めての母乳育児

こんなに大変なんて聞いてない!初めての母乳育児 “第1子である長女が誕生したときのことです。

 

結婚して2年経った頃に授かった待望の赤ちゃん

 

結婚が少し早かったこともあり、友人や兄弟にもまだ子どもがいる人がおらず、全く予備知識がない状態でのはじめての育児が始まりました。

初めての育児

今回は私の育児を振り返って、大変だったことを書こうと思います。

 

出産前には、張り切って育児書を読んだり、産院で開催される母親教室に参加したりしていたので、心の準備はしっかり出来ていると思っていました。

 

母乳を推奨する産院だったので、いかに母乳育児がお母さんと赤ちゃんにとってメリットが多いかという話があり、また、産後はすぐに母子同室で授乳を始めましょうとパンフレットに書いてありました。

 

それを見て、「生まれてすぐに母乳を与えれば、すんなり母乳育児ができるんだ。

 

」と、なんとなく思っていました。

 

28週になった頃、切迫早産で入院。

 

その後臨月に入るまで自宅安静が続き、助産師さんに習った乳首を柔らかくするマッサージをしておきたくても、子宮が収縮し早産に繋がるため、できませんでした。

 

いよいよ出産の日、夜中から陣痛が始まり、朝方には元気な赤ちゃんが生まれました、助産師さんもびっくりするほどの安産でしたが、出産の痛みと疲れは想像以上でした。

 

陣痛が来た夜中からずっと寝ていないのに、出産当日の夜も興奮してほとんど眠れませんでした。

 

ほとんど眠れず、疲れが取れないまま翌朝を迎え、いよいよ赤ちゃんが病室にやってきました。

 

「おっぱいをあげてみましょうか。

 

」と助産師さんに言われ、あげてはみるものの、首もグラグラ、体はふにゃふにゃの小さな赤ちゃんの体を支えて自分の胸の丁度いい位置でキープするのは凄く難しいことでした。

 

授乳クッションを使っても、すぐにずれてきてしまうし…さらに、赤ちゃんの吸い方がどうしても浅い咥え方になってしまうので、何度も助産師さんが赤ちゃんの頭をつかみ、私の乳首にかぶりつかせようとしました。

 

割と一般的なやり方だとあとからわかったのですが、その時はその光景が可哀想で可哀想で、「飲みにくいおっぱいだからこの子がこんな目にあうんだ」と、落ち込んでしまいました。

 

” “それから入院中、何度も助産師さんと授乳の練習をしました。

 

吸い付くことが出来ても、私の乳首が硬いためうまく吸えず、しだいに乳首が擦れて激痛でした。

 

それに、授乳をすると子宮が収縮し、陣痛のようなギューっとした痛みが下腹部に走ります。

 

それはママの体にとっては産後の回復になり良い事らしいのですが、脂汗が出てうずくまりたくなるほどの痛みでした。

 

授乳時は赤ちゃんの頭を手で支え、うまく吸えると思われる体勢でキープさせるため、手の平、手首、肩、腕、腰、全部が筋肉痛になりました。

 

母子同室を始めた日の夜、赤ちゃんが激しく泣いて、抱いても泣き止まない時がありました。

 

おっぱいをくわえさせようとしても、顔を真っ赤にして目をつぶって、体を硬直させて全力で泣くのでおっぱいどころではない状態でした。

 

添い寝をしてみても落ちつく様子もなく、助産師さんを呼ぶと、ミルクをあげるように言われましたが、まだミルクの作り方を習っていませんでした。

 

それを伝えると助産師さんがミルクを持ってきてくれて、やっと赤ちゃんは泣きやみました

 

出産前、母親教室などでは母乳で育てる前提の話しかなく、母乳を飲まない時にどうすればいいのかという話は聞いたこともなかったです。

 

赤ちゃんが母乳をうまく飲めないなんてことがあるなんて予想外でした。

 

私はその夜の、真っ赤な皺くちゃな顔で泣くわが子の顔が頭から離れず、「私に育てられるのだろうか…」と、憂鬱で不安な気持ちがどんどん強くなっていきました。

 

授乳室で一緒になったママさんたちが、次々に母乳育児が軌道にのっていくのもすごく焦りました。

 

三回目の出産のママは、「適当に添い乳してるよ〜」という強者も。

 

「添い乳って何??」「新生児にしていいの??窒息しない??」と、混乱しました。

 

何もかもの勝手がわからず、はじめての育児で手の抜き方なんて分かるはずもなく、育児の世界では自分は素人だな。

 

と思い知った瞬間でした。

 

出産の疲れが取れないまま、とうとう退院の日が来てしまいました。

 

” “ついに退院の日を迎え、実家に戻ってからも、母乳は軌道に乗りませんでした。

 

私の母乳の出が悪く、赤ちゃんも吸うのがなかなか上手にならなかったのです。

 

一回の授乳に一時間かかり、よく飲めないのですぐにお腹がすいてしまい、前の授乳が終わって一時間もすれば、疲れが取れないまま、また授乳をするような感じでした。

 

一日の授乳の回数は10回を超えていました。

 

育児書には、授乳は3時間おき、と書いてあったので、合間の3時間は寝られると思っていたので、こんなはずでは無かった…と思いました。

 

ミルクを足そうとしても、私の実母も母乳育児で私を育てあげたこともあり、母に「ミルクを足すと母乳出なくなるよ!」等言われ、赤ちゃんは空腹のせいか不機嫌な時間が多く、私はどんどん追い込まれていきました。

 

悩んだ末、産後1ヶ月で、産院から紹介された、母乳相談専門の助産院に行ってみることにしました。

 

私のおっぱいの状態と、赤ちゃんの吸い方を見て、助産師さんは、「こんなに吸いにくい状態のおっぱいで今までよくママも赤ちゃんも頑張ってきたね。

 

頑張った。

 

頑張った。

 

ママも赤ちゃん偉かったね。

 

」と言ってもらえて、それまで我慢していた涙が溢れてしまいました。

 

それから、週に一度おっぱいのマッサージを受け、母乳育児に影響を与えないミルクの量をその都度指導してもらい、産後2ヶ月たった頃には、なんと完全母乳になることができました。

 

新生児の赤ちゃんがおっぱいを吸う力が弱くてなかなか体重が増えない場合、赤ちゃんがある程度大きくなって力がつくまでは、哺乳瓶のミルクを飲ませた方が、結果的に早く母乳育児に移行できるそうです。

 

はじめての育児でこんなに追い込まれる前に、もっと早くプロの指導を受けておけばよかった!と思いました。

 

それからは、助産院に行かなくても特におっぱいのトラブルはなく、1歳4ヶ月で自然に卒乳するまで、母乳育児を続けることが出来ました。

 

母乳で赤ちゃんを育てるということに、こんな苦労があるとは、出産前は思ってもみませんでした。